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ギャラリーファインアート・トピックス

坪田昌之展

シンプルでスタイリッシュそしてあたたかい。

2010/11/22日から2010/12/4日までの約2週間、弊社ギャラリーにおきまして彫刻家・坪田昌之さんの展覧会を開催致しました。

今回は壁面彫刻と立体作品合わせて20数点を展観致しました。作品の素材は木(今回の作品は全てシナの木)です。制作のプロセスは先ず木の塊を様々な形に彫刻した後、岩絵具・顔料・油彩・ボローニャ石膏などで表面に着色を施し、部分的に鉛の板を貼りつけたりしたものです。

今回の制作で特徴的なことはこれまでは六面体を削った作品でしたが、今回は薄く切った板状の木を積層した作品や球形の作品が登場したことです。
 
優れた作家はその作品のコアは変わりませんが私たちが眼にする形は予想さえしなかった魅力的な形に変化していくものだな、と改めて坪田さんの豊富なイメージ力に驚かされました。

展覧会を開催していつも経験することですが今回も作品を見に来られた方々との多くの出会いを頂き楽しく充実した2週間でした。

印象に残ったことは画廊に入ってこられるほとんどの方が一瞬異次元の世界に入り込んだかのような表情をされた後、一つ一つの作品を楽しそうに、また懐かしそうにご覧になる姿でした。
優れた作品はすべての人々の魂と共鳴するものだと言われています。坪田さんの作品に私たちが共鳴するのは私たちが深層でつながっているといわれる心理学者ユングの『集合無意識』、また先駆的な物理学者・ボームが唱えた『暗在系』(目に見える世界は明在系)の中に未分化、非具象な状態で存在している美しい色と形を坪田さんがその優れた感性で探しだしてきたからではないでしょう?

坪田さんの見えざるものの造形に魅了された感動的な展覧会でした。

 

 

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