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作家紹介 ~寺田眞理子
「作家紹介~」というシリーズでギャラリーファインアートが取り扱っている作家を一人ずつピックアップしてまいります。
このページでは寺田眞理子さんの作品をご紹介致します。
同氏の作品はこのページの<作家の独り言>にも「・・・世界はどこを切り取っても絵画的構図になり得るし、驚きに満ちているとつくづく思う。・・・」と語っているように、日常生活の中で目にする何気ないモノや自然現象が素材になっています。
そして、同氏は日頃から「私の目指すのは簡素な豊さです」と言っています。確かに寺田眞理子の作品の魅力は、シンプルでスタイリッシュな構成と、発想の面白さ、そして色の美しさにあるように思われます。
以下に新作の中から6点をご紹介致します。
TMR-113
スクリュードライヴァー
ウォッカと、オレンジジュース
TMR-112
バティック
絣(かすり)
TMR-098
夏の虫
飛んで火に入るとは!何と無謀な
TMR-091
ニュータウン
懐かしい夢の町。こざっぱりと整理された、、、
TMR-078
タブレット
ピルケースの中身は何?
TMR-095
ポーション
一服
- 作家の独り言
アナーキーな日常に、制作のヒントが散在する。
何気なく過ぎる一日も、実に多くの無秩序から成り立っている。青葉の重なりにしても一つとして同じものはなく、風の囁きも飽きることなく聴いていたい。瞼を閉じて見る陽の色は不思議な程ゆらめき澄んでいて生命そのものを感じさせるし、空が翳ると哀しみに似たものに一転してしまうのもいつもながら劇的だ。道も壁も質感にあふれ、とろりとした水面はまるでインクの様。
世界はどこを切り取っても絵画的構図になり得るし、驚きに満ちているとつくづく思う。 例えばアボカドを切る度に鮮やかなコントラストを好ましく思うのは私だけではないだろう。視線を泳がせながら色の組合わせや本質的な形を探り出す時、すでに制作の助走が始まっている。突然ゼロから何かを生み出す訳ではないのだ。逆に、充填された混沌に輪郭を与えるべく、整理と払拭を繰り返しているに過ぎない。
首尾よく完結したとしても決して満足する事なく、又ぞろ追い求める事になる。どこかに散在する私にとって不可欠な要素を。まるでシシュポスの宿命の様に。
寺田さんの作品をリビング、玄関、寝室などにさり気なく飾ってアートと共にくらすことの楽しさを体験されてはいかがでしょうか?
作品をもっとご覧になりたい方は弊社のOfficial Web Siteの寺田眞理子のページをご覧ください。
このページではテーマを特に限定せずにその時々みなさまにお伝えしたい事柄をピックアップして掲載してまいります。
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